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Posted by 滋賀咲くブログ at

2008年09月13日

京都新聞コラム3月13日号




「湖国を愛したオペラ歌手」

オペラ歌手山元法子さんが亡くなられたのは2000年3月。もう8年になります。

山元さんは、オペラ制作団体「比良想舎」を立ち上げ、近江や琵琶湖を題材にしたオペラを数多く制作・上演されました。

「湖荒れ」「いさだになった娘」などなど・・・

法子さんには、随分可愛がっていただき、子供を連れてご自宅にも遊びに伺ったこともありました。

山元さんは4人のお子様を育てられており、

「あんたは私より一人少ないやろ。大丈夫頑張りや。大変やけど、歌い続けなあかんで!」

と励ましていただきました。夜遅くに近くのスーパーでも時々お目にかかりました。


法子さんがオペラを制作される熱意は本当に凄いものでした。

癌の手術後、なんと1ヶ月でオペラ公演のため渡欧されたことも。



 生きてる限り歌い続けるんや

この言葉が忘れられませんicon12


法子さんは、設立にかかわったびわ湖ホールの舞台に歌い手として立つことが叶わないまま旅立たれました。

 
湖国にオペラを


滋賀の人達が自ら創るオペラが法子さんの夢でしたばら
  

Posted by Brahms Hall at 06:28Comments(0)♪ 京都新聞コラム

2008年09月12日

京都新聞コラム3月6日08’号


嬉しい雛まつりiconN10




先日「雛まつりコンサート」で久しぶりに歌いました。



♪灯りをつけましょ雪洞に、お花をあげましょ桃の花~



最後に女性ばかりのお客様全員で歌いました。

私も雛人形を持っています。母方の祖母が京都まで買いに行ってくれた館付きのもの。

一緒にお嫁入りして来ました。そして、娘が生まれて、また雛人形が増えました。

私も将来女の子の孫が生まれたら、喜んで準備するのでしょうねface06

と言いながら、ここ数年、雛人形を飾ってないことを反省し、コンサートの帰り道、桃の花と菱餅を買って帰りました。


ところで、菱餅はなぜ三色なのかご存じですかiconN05

一番上の紅は「桃」。真中の白は「雪」。下の緑は「草」を表しているそうです。 

桃の花、山に残る雪、そして、土の中で芽吹ことしている草・・・ちょうど3月の季節の様子ですね。

情緒ある日本の伝統を次の世代へと受け継いでいくことも大切ですね。




  

Posted by Brahms Hall at 10:10Comments(0)♪ 京都新聞コラム

2008年09月11日

京都新聞コラム11月29日号



「びわ湖ホールでオペラを」


先日びわ湖ホールでオペラを観て来ました。

演目はツェムリンスキー作曲『こびと~王女様の誕生日』。新芸術監督である沼尻竜典さんのオペラセレクション第一弾の作品です。

日本発の舞台上演作品ということもあり、期待に胸を膨らませ、開演を待ちました。

客席の明かりが落ち指揮者が登場するのかと思いきや、舞台のカーテンが開き、一人の演者が登場。

原作者のオスカー・ワイルドの話から始まったface08 その後、沼尻さんが登場し、ピアノを弾きながらのプレトークのコーナーとなる。

ちょっと拍子抜けしたが、これも演出の一つと納得させる。そして、休憩後、全一幕のオペラが上演されたのです。

音楽制作に携わる立場としては、新作や芸術的に価値の高い作品を観ることに義務感を持って行きます。

しかし、音楽大好き・オペラ大好きの大衆の一人としては、娯楽的要素の高い・そして良く知っている作品で楽しみたいことが本音でもあります。

 
世界に誇るびわ湖ホールで是非オペラをご覧あれkao05


    

  

Posted by Brahms Hall at 12:00Comments(0)♪ 京都新聞コラム

2008年09月10日

京都新聞コラム11月15日号




『恩師からのうれしい電話』


先日、高校時代の恩師T先生より電話がありました。

長い間入院していて今日退院してきたが、自宅のピアノの調子が悪いので、調律師を紹介して欲しい」とのこと。

しばらく触っていないピアノに向き合おうと思っていただいたことがを嬉しく思いました。

T先生とは数年前、吹奏楽の指導のことでご相談をさせていただいたことがあります。体を壊されて、しばらく現場からは離れられていたとのことでした。

打ち合わせのためにお目にかかり、一緒に食事をしながら、昔話に花を咲かせました。そして、もう一度、若い世代の指導に意欲を持っていただいたのでした。

私が石山高校音楽科の頃の恩師は専属の先生が3人でした。私を声楽家に導いて下さったM先生、いつも素敵で憧れだったA先生。残念ながら、お二人ともお亡くなりになっています。


今の音楽科は先生方の頑張りがあったからこそです。そして、来年、音楽科設立40周年を迎えます。   
  

Posted by Brahms Hall at 13:38Comments(0)♪ 京都新聞コラム

2008年02月07日

京都新聞コラム1月31日号


『童謡を伝えたい』

 「♪雪やコンコン、あられやコンコン♪」 

 冬本番、雪が降って寒い日。童謡の世界は、懐かしい日本の原風景が描かれています。

 「童謡は環境学習に繋がりますね」と、お客様から言われたことがあります。  
 正にその通りです。どんどん無くなりつつある大切な風景・心を次世代の子供たちに伝えていくことが必要です。

 私は、コンサートのプログラムに出来るだけ「日本の歌・童謡」を入れるようにしてきました。

 会場のお客様に「お子様やお孫さんと一緒に歌って下さい」とお願いしています。
 大人が歌っていると、子供はすぐ覚えて一緒に歌います。
 歌詞の意味が分からなくても大丈夫です。

 童謡は「親子・家族の愛情」「母への思い」「豊かな自然」がベースとなっています。
 殺伐とした、残酷な事件が多いこの頃。
 何か大切なことを忘れてしまっています。
 難しいことを言わなくても、歌の中に答えを見つけられるのではないでしょうか。さあ、一緒に歌いましょう。


  

Posted by Brahms Hall at 02:54Comments(1)♪ 京都新聞コラム