2008年09月11日
京都新聞コラム11月29日号
「びわ湖ホールでオペラを」
先日びわ湖ホールでオペラを観て来ました。
演目はツェムリンスキー作曲『こびと~王女様の誕生日』。新芸術監督である沼尻竜典さんのオペラセレクション第一弾の作品です。
日本発の舞台上演作品ということもあり、期待に胸を膨らませ、開演を待ちました。
客席の明かりが落ち指揮者が登場するのかと思いきや、舞台のカーテンが開き、一人の演者が登場。
原作者のオスカー・ワイルドの話から始まった その後、沼尻さんが登場し、ピアノを弾きながらのプレトークのコーナーとなる。
ちょっと拍子抜けしたが、これも演出の一つと納得させる。そして、休憩後、全一幕のオペラが上演されたのです。
音楽制作に携わる立場としては、新作や芸術的に価値の高い作品を観ることに義務感を持って行きます。
しかし、音楽大好き・オペラ大好きの大衆の一人としては、娯楽的要素の高い・そして良く知っている作品で楽しみたいことが本音でもあります。
世界に誇るびわ湖ホールで是非オペラをご覧あれ!
Posted by Brahms Hall at 12:00│Comments(0)
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